ロボット科学教育

卒業生インタビュー

Crefusで没頭できる大好きなものを見つけ人生の進むべき方向を定めてくれた

crefus

冨平 準喜 さん

1997年生まれ、国立東京工業高等専門学校情報工学科卒業後、筑波大学情報学群知識情報図書館学類に編入学。大学での研究分野は自然言語処理。全国高専プログラミングコンテスト課題部門にて最優秀賞、文部科学大臣賞を受賞、ものづくり大賞内閣総理大臣賞を受賞するなど、輝かしい実績を誇る。

21人のチームをまとめ、内閣総理大臣賞を受賞

「シンクロアスリート」という、大会や試合に出ているスポーツ選手とリアルタイムにつながるスポーツ観戦システムを開発し、2018年に内閣総理大臣賞をいただきました。NHKのテレビ番組でも特集され、表彰式のために首相官邸にも行ってきました。

今は、テレビでスポーツ観戦することが普通ですが、ボブスレーやスキーなど、画面で見ているだけではなかなか臨場感が伝わりにくいスポーツも結構ありますよね。そこにVR技術を駆使することで、これまでにない、新しいスポーツ観戦システムを開発しました。そこでも、FLLでのチーム開発の経験が生かされています。

僕はメンバーひとりひとりをうまくつなげていくタイプだということをFLLを通して感じていたので、まず21人のメンバーそれぞれの性格や得意なことを知り、生かし合いながら僕らなりのチームワークを発揮させました。コアバリューなどのFLL精神を通じて学んだ、自分の頭で考えることや相手にわかりやすくアイデアを伝えることは、自分にとってもはや当たり前のことになっていると感じています。

第7回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞作品

シンクロアスリート
(リアルタイムに選手とシンクロするスポーツ観戦システム)

「ものづくりの将来を担う高度な技術・技能」分野
青少年部門(大学・高等専門学校・専門学校クラス)

大きな成長のきっかけとなった、FIRST®LEGO®League(FLL)での3年間

小さい頃からものづくりが大好きでした。幼稚園児の時に、複雑なプラモデルをつくったり、おもちゃを自作する僕を見て、母親がCrefusを見つけて、勧めてくれたんです。小学3年生からCrefusでブロックプログラミングをはじめ、テキストプログラミングは5年生からはじめました。

Crefusで基礎的なことを学んでいたことで、本格的なロボットプログラミングやテキストプログラミングをやるのも抵抗がありませんでした。FLLにはCrefusに通う友人と2人でチームを組んで、小学6年生のときに参加しました。

初年度は残念な結果になってしまったのですが、大会で出会ったすごく強いチームに感動し、悔しさもバネにして、「来年は絶対、全国大会に行くぞ!」と、とてもモチベーションが上がったことをよく覚えています。

2018年1月22日 ものづくり日本大賞表彰式の様子

冨平さん(左から3番目)、安部総理大臣、林文科大臣と
東京工業高等専門学校チームメンバー

人工知能と組み合わせた次世代検索システムを開発したい

僕は情報検索に興味があります。現在、インターネット検索が人々の暮らしにおいて大きな役割を占めていますが、今の検索システムではブラウザに知りたい言葉を入力すると即座にいろいろな情報が出てくる一方で、得られる情報が限定的なのではないかとも思っています。

そうではなく、インターネット検索というものを、より体系的にあらゆる角度から知識を深める体験にしたいと考えているんです。そのために、人工知能と組み合わせて、よりインタラクティブな次世代検索システムを開発しようとしています。

自分にとってのCrefusとは

僕の小学生時代のあだなは「トミー」だったのですが、学校のみんなからは「ロボットといえばトミー」とよく言われていました。小学校の卒業アルバムの寄せ書きでも「ロボットになりそう」とみんなから書かれたり(笑)。そのくらい、僕はロボットやプログラミングに夢中でした。そんなに没頭し、大好きなものを見つけたのも、Crefusがあったからです。Crefusは、人生の進むべき方向を定めてくれた存在です。