年長・小1からの ロボット製作×プログラミング×STEM
2020年度から、小学校でのプログラミング授業が必修化となります。「なぜプログラミング教育が必修化されるの?」「プログラミング教育必修化で、子ども達は何を学ぶの?」など、保護者様の気になる疑問にお答えします。
2020年度から、小学校でのプログラミング教育がスタートします。文部科学省では、
を、小学校でのプログラミング教育のねらいとしています。
想像してみてください。もし明日、突然世界中のコンピューターが使えなくなってしまったら?
朝、スマートフォンのアラームが鳴らず、寝坊してしまうかもしれません。テレビで事情を把握しようにもテレビの電源は入りませんし、慌てて朝食を食べようと思ったら、炊飯器のごはんは炊けていません。マンションのエレベーターは動きませんし、エントランスの自動ドアも開きません。ようやく駅にたどり着いたら、なんと電車は全線運休です!
現代の私たちの生活は、こんなにもコンピューターに支えられています。 そしてこれから先の社会では、どんな活動においてもコンピューター等の活用が必要となり、今の子どもたちが大人になる頃には「様々な仕事の約50%は人工知能とITに奪われてしまうのではないか」とすら言われています。
「でも、将来プログラミングをする職業に就くわけじゃないし」 そんな考え方が変わってきているのが今です。「プログラミング的思考」を身につけることで、子どもたちが将来選択できる未来の可能性を広げていきたいということが、プログラミング教育を導入する目的なのです。
では、「プログラミング的思考」とは一体どんなものでしょうか?目の前のテーブルに、水の入ったコップが置いてあるとします。私たちは、その水を飲みたいと思ったとき、特に深く考えることもなく手を伸ばし水を飲むことでしょう。
でも、それをロボットにさせようと思ったら大変な課題です。 コップを見つけ、コップまでの距離を正確に把握します。そして肩の関節を何度か回転させつつ、ひじの関節も回転させます。この角度調整が失敗すればコップに手は届きません。手が届いてからも、手首の回転、指の関節の回転、どれくらいのパワーでつかむか、どれくらいの速度で動かすか…たくさんの段階を踏んでようやく水を飲む事ができます。
この様に段階ごとに繰り返し調整し、問題点を明確にしながら課題を解決していくことが、プログラミングでは必要になるのです。この、段階を踏んで考える事が「プログラミング的思考」の大切な考え方です。 これはプログラミングだけではなく、世の中の様々な課題を解決していくことに役立つ思考力になります。
困難に突き当たったとき、ただ漠然と壁を見上げるのではなく、一つ一つ整理して論理的に解決の糸口を探し、その困難を乗り越える「生きる力」をプログラミングを通して身に付けて行って欲しい、それがプログラミング教育の目的の一つでもあります。
これからの時代に必須になると言っても過言ではない「プログラミング的思考」。それを身に付けるために最適な学習方法は「机に向かって詰め込むこと」ではないとCrefusは考えています。
興味のあることに夢中になり、その中で出会った課題に時間を忘れて取り組み、問題解決のための知識や思考力を自発的に身に付けて行く、それがCrefusの考える学習方法です。
迷路脱出ロボットや二足歩行ロボットなど、段階を踏んで取り組んでいかないと決してクリアできない、でもそれが楽しくて仕方がない!そんなカリキュラムのなかで、子どもたちに「プログラミング的思考」を身に付け、未来を切り開いていく力をもって欲しいと私たちは願っています。